警察官採用試験で加点対象となる有利な資格
都道府県によって異なりますが、警察官採用試験を受験する場合、持っていれば一次試験で加点対象となる有利な資格があります。
取得している場合、採用試験に有利に働くのはもちろんのことですが、刑事などの専門分野で、その資格を生かして自分の希望の部署で仕事をすることができる可能性もあります!
以下に、加点対象となる主な資格について簡単に解説したいと思います。
繰り返しになりますが、加点対象となる資格は都道府県によって異なるので、必ず、募集要項でご確認くださいね。
日商簿記検定
企業などでのお金の流れを理解するために「簿記」の知識が必要となります。
これは、脱税や不正経理などの犯罪捜査のために必要な知識です。
特に刑事になりたい人でこの分野の捜査をしたい人はいずれ必要になります。
警察官採用試験の場合は、2級以上で加点対象となる場合が多いようです。
合格率は2級で約30%といったところです。
基本情報技術者試験
コンピューターの情報技術に関する資格です。
各種コンピューター犯罪・インターネット関連の犯罪捜査を希望する場合、取得しておくと有利な資格です。
他にもITパスポート、応用情報技術者などの国家資格も対象となる場合もあります。
コンピューター犯罪捜査官として専門枠で採用されたい場合、実務経験が必要な場合もあります(各都道府県警察の募集要項でご確認ください)。
TOEIC・英検
交番での道案内から犯罪捜査まで、英語力を必要とする場面があります。
TOEICは新テストになってから、平均点が570-590点を推移しているので、希望する県警が基準点を提示していない場合、最低でも600点は目指したいところですね(加点の基準は470点が多いようです)。
また、英検は2級以上を目標としましょう。
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中国語・韓国語
英語に比べてマスターしている日本人は圧倒的に少ないので、資格を持っていれば重宝されると思います。
中国語検定3級以上、ハングル能力検定準2級以上を目指しましょう。
柔道・剣道2段以上
2段以上が加点対象となる場合が多いようです。
他のスポーツの場合でも、一定レベル以上で加点対象となる場合があります。
運転免許
運転免許は採用試験の加点制度の対象とはなりません。
しかし、日常業務でバイクや車の運転はほぼ必須となります。
普通自動二輪免許を持っていない人は、警察学校在校期間中に取得することができます。
しかし、自動車の免許を持っていない場合は、自分で取得する必要があります。
また、2輪→4輪の順に取得するよりも、4輪→2輪の順序のほうが費用や時間が圧倒的に節約できます。
ですので、警察官になりたい方は、警察学校に入る前に自動車の免許を取得するほうがいいでしょう。